リフレクション
昨日いろいろあり,死んだように寝てしまいました(笑)
というわけで,昨日振り返りを。
前々から参観したかったI先生の授業を参観することができました。
授業の様子は「サイエンスクラブ」です。
みんな自由にやってみたいこと,興味関心が向くことにやっているように見えました。
まあ,途中で気がそれている生徒に対してI先生は,今のものをよくするにはどうすれば良いかなど注意ということはなく,どちらかといえば生徒と相談や対話をしながら本来の授業へ導いている様子が見られました。
参観している間にI先生が大切にしていることとして,「多様性を認めるモデルになること」とおっしゃっていたのとつながります。
なんかA先生を想起してしまいました(笑)
ついこの間A先生の本を久々に読んだので,なおさらです。
「実験などを任せて危ないとは思わないのですか」という質問をしたのですが,
「生徒は本当にできると思っているから任せている。そして実際にできるし。最初からルールなどで縛ってしまっては,間違える場を失う。そういう場は大切にしたいと思うから,あえてはじめから縛るようなことは極力しない。間違わせてから,注意すればよいと思っている。」
と言っていました。多分。
また「問い」の重要さを語っていました。その部分からコアに迫ることができるからとのことです。
確かに,今の常識を疑い,批判的思考・視点から疑問をもって考え,問い出していく力がないと,将来的にAIなどにかてなくってしまいそうです。
その練習を授業の中でやっていく。
しびれましたね(笑)
まあ,確かに生徒の様子からも全然自分たちで学習を進めていました。
会話を聞いていてもびっくりです。
中1が「水粒子が...」,「浮力は塩の量で変わるのでは?」,「重さと質量って何が違う?」,「万有引力のせいじゃない?」などが聞こえてくるのです(笑)
もはや高校か?って思う会話すらありました。
そしてその「問い」ができたら,自分で調べ始める。
また実験からやる子,内容を把握してから実験する子など様々です。
4時間ほど参観していましたが,全然飽きない。というか面白い。
この一言に尽きます。
そして授業参観が終了後,I先生のおすすめでO先生の授業も飛び込みで参観させていただきました!
こちらもびっくりです。
授業もそうなのですが,なにより生徒の「問い」を見出す力です。
例えば「酸素解離曲線はどうしてS字なんですか?」と言い出した生徒がいて,そこからその周りは考えだし,議論していく。
最後はO先生が解説をしていましたが,それこそ私は酸素解離曲線がS字であること自体に何の疑問も抱かず過ごしてきたので,その発想に驚きです。
その他,実験課題を延長しているメンバーが教室の講義を受けられない場合,教室にいるメンバーが講義をPCでライブ配信し,実験室の生徒がみられる環境を作り出したこと,そもそも実験を自主的に計画して,やっているところなど驚きしかなかったです。
I先生,O先生ありがとうございました。
そして私は,ちゃんと自分の本業に専念せねばなりませんね。