変化
いろいろと崩れ始めてきました。
下準備をしていないボロが出始めてきました。
そう,今までぶっつけ本番が多かったので,ろくな準備をせずに授業をし,なんとか日々を乗り切っていました。
しかし,それにも限界がきているようです。
生徒の目は死んできましたし,何より授業をやっている自分が楽しくない。
全てのクラス,学年がそうってわけではないです。
しかし,明らかに準備不足の所でつまずいている。
そう感じるのです。
また,まだ子どものレベルを把握していないという所もあります。
どれくらいできるのか,点数分布はどうなのか。
まだまだ未知数の部分が多いです。
ある学年では,問題解決学習に近いものを組み込んでいます。
その時の反応は面白い。
そして何より子どもが楽しそう。
そう感じます。
授業はまだまだ改善させるべき課題が山積みです。
まずは教材研究。そしてできればリフレクションを組み込めたらと思っています。
話は学級活動になりますが,最近我がクラスは自分たちからやることに慣れてきたようで,いろいろな提案やアドバイスをくれます。
「先生,席替えしたいのですが...」
「なんで?」
「いや他のクラスもやっていますし」
「他のクラスがやってるかやりたいだけ?」
「いや,ゴールデンウィークも終わったし,気分を変えたいので」
「それはクラスのみんなも思っているの?」
クラスの全体が頷いていました。
本当に全員だったかは,定かではありません。
ま,私も他のクラスが席替えしたのは知っていました。
だけどやる気はありません。
やる必要を感じなかったからです。
だから子どもから提案がない限りやるつもりがありませんでした。
なんというか,こういう提案(もちろん他のこともあります)をしてくるっているのは,成長したな~と思っていましたね。
他にも委員会活動でも,アンケートを取っている子が
「先生,F君がアンケートなくしちゃてるのですが,アンケートのあまりないですか?」
「いやーないね。どうする?」
「もらえたりしませんか?」
「持ってないんだ。H先生に聞くといいよ」
「はい...」
5分後に
「先生,必要なのは集計した数で,記入してもらったアンケート自体はなくても大丈夫そうです。F君にアンケートを見ながら回答を聞いて,集計して,その結果を渡せばいいですか?」
「あ,そうなんだね(笑)いいと思うよ。」
そう彼は結局何が大切かを気づくことができたのです。
経験上,決められた手順ができなければ,思考を止めがちですが,代案がでてきました。
彼が自分で考えたのか,それとも誰かと相談したかはわかりません。
それでもよく考えたなと思いました。
最近は子ども同士でぶつかる場面が増えてきましたが,まあそれも当然な気がします。
やっとクラスの人間がどんな感じか関わってわかる時ですもんね。
これからどうなるか楽しみであります。