dZAKIYAMAのブログ

若手教師が日々感じたことを書いていきます。

パワーもらいました。

本日は、『学び合い』フォーラム in 静岡 に参加してきました。

久しぶりにいろんな人に会うことができました。

みなさん相変わらずお元気そうで良かったです、ほんとに。

また懐かしいお話もできて、私もいろいろとスッキリしました。

やはり学校にずっといては息苦しいです。

外部に先生や、教職以外の職業の人などに会うことはやっぱり大切であると思います。

そして『学び合い』フォーラムの内容ですが、2日目のみの参加に関わらず、収穫が大きかったです。

まず、『学び合い』の授業を生で見られたことは大きいですね。

現場に出て4ヶ月。『学び合い』の授業を見ることはありませんでした。

だから、とても懐かしく、かつ素晴らしい授業を見せていただき、とてもラッキーでした。

特に何が素晴らしかったかというと、「雰囲気」ですね。

何というか、本当に課題達成に向けて一人ひとりが集中して取り組んでいるのが伝わってきます。

課題が達成してもなお、その勢いはとどまらず、時間いっぱい使いきっていました。

そして「声量」も絶妙でした。

自分自身が実践していても、この声量がうまくいきません。

どうしてもガヤガヤしてしまう。(まあ、それはそれで彼ららしいと思っている自分もいます)

声量についての話もしますが、継続性があるかといえばイマイチです。

それが、目の前で授業を受けている生徒は、私たちには聞こえないくらいの声の大きさで他の生徒とコミュニケーションをとっていました。

これが本当にみんなを考えた結果の一つ、行動であるのかなとか感心していました。

また、終わりの語りの最中、他の生徒が先生の話の聞いている中、一生懸命何かを書いている生徒がいました。

後にその生徒に聞いてみたところ、他の生徒の発表から新しい解答方法を得たので、それを書き残したかったとのこと。

最後まで学びに向かう姿勢、さすがです。

まあ、私自身、合間合間に後輩と話したりしていたので、しっかりと授業のみを見ていたかといえば、そうでもないです。

けど、彼らと話すのもオモシロイし、大切な瞬間です。

分科会では、「『学び合い』の教室から見えること」に行きました。

まず演者のお二人が強烈でした。

なるほどの連続です。

『学び合い』をやっている上で困っている人は、『学び合い』の授業を成立させることにこだわる人であり、『学び合い』の授業をやることが目的になっているため、本来の理想が見えていないということを言っていました。

うーん、でもこういうことで案外起こりがちであると思います。

「その方法をとること自体がゴールになってしまっている」という場合ってなんでもあると思います。

まあ、考えるのをやめてしまうとそういうことが起こりがちになると思います。

考えない方が楽であるし、それで事足りる状況であるならなおさらそうなりそうです。

ある現職の先生の言葉を思い出します。

「自分の授業を変える必要性を感じないから、みんな変えないんだよ。むしろ常に変化を起こそうと努力している人は少数派。アクティブ・ラーニングとか言われても、それに対応しなくても何とかなるとみんな思っているから、みんな自分を変えようとしなんだよ。」

そりゃそうですよね。

誰だって楽したいし、目的や理念、理想、願いが特になければ、現在の安定した状況に疑問を持たないと思います。

どこにゴールを置くか、それをどうやって達成するか。

そしてそのゴールから、どれだけ芯をブラさずに行けるか。

そうじゃないと、どういう視点から自分を振り返るかもわかりませんよね。

ってなると、他人か自分どちらかのせいにして終わらせてしまうのかなと思います。

そこで終わってしまうと進歩しづらいんだろうな...。

また、こんな面白い表現、例えもありました。

教室では「お客→教師」、「店員→子ども」という構図です。

注文(課題、問題)を教師側が出し、子どもが解決していく。

将来、大体の人が店員になる。店員にならないのは、教師。

いやーこれはすっと落ちましたね。

2学期さっそく使おうと思いました(笑)

てな感じで、他にも興味深い話や、周りの先生方との対話をする中で、いろいろ自分の中で整理することができました。

また、フォーラムが終わっても、S先生といろいろお話させていただきました。

自分の現場での悩み、葛藤なども聞いてもらった上に、フォーラムのミニ反省会もできたので、とてもありがたかったです。

いつも助けられてばかりで、申し訳ないなと思います。

でも、おかげさまでパワーをもらいました。

一日のみではあったけど、参加して本当に良かったです。

気を取り直して、再出発の準備をしないと。